10年くらい前、掘り出し物市で買った時計の話です。
デザインがかっこよくて、私の好みでした。クロノグラフのように、正規の文字盤以外に文字盤が3カ所あって「これはいい!」と思い買いました。
掘り出し物市などでは、よく腕時計の安売りをしている事があります。

タイムサービスだよ!今から10分間、
通常5000円、1万円の時計が1000円だよ!
なんて売り文句につられて、よく見ずに腕時計を買ってしまいました。
1000円なのでだまされてもバッタもんでもいいやと思って買いました。
家に持って帰って確認してみると

文字盤の針が外れてるんじゃない?
と妻。
確かに3個の小さい文字盤のうち2個の文字盤では中心に時計の針は無く、針が外れたような感じでした。
新しいデザインか?さすが、スタイリッシュなデザイン!
と思いつつ、よーく見てみると、
文字盤は絵にかいた餅ならぬ、絵にかいた針!でした。
2人して大爆笑でした。
しっかりと確認してなかった訳ではありますが
そもそも、わたくし、当時、老眼が進行中で細かいところまで見てなかった、見えていなかったのでございます。
細部を見てみると
今改めて細部を見直してみると、つっこみどころ満載です。
文字盤と針
正規の文字盤以外は全て印刷です。針も当然印刷です。時計としては役に立ちません。
文字盤の色はGOLDでゴージャスに見えます。老眼の私にはそう見えました。
31までふられた文字盤
日付を示す文字盤のようですが、針は絵にかいた針で動きません。針のセンターもずれてます。
30までふられた文字盤
何を見るための物でしょうか。針はセンターに配置されてますが、絵でかいた針です。
60までふられた文字盤
秒を測るもののようですが、針は絵にかいた針で動きません。針のセンターはビミョーにずれてます。
金属表面に塗装
本体
本体はさすがに金属かと思います。バンドとこすれあう部分が金属が擦れたような跡があるためです。
バンド
時計バンドは一見、金属製のように見えますが、重厚感がありません。軽いです。プラスチックに金属メッキを施したものかもしれません。
バンドは数十個のピースで構成されてます。各ピースはバリが目立ちます。金属部分は輝きが無く、プラスチックにメッキ処理したようにも見えます。
横から見ると(金属部?の上に)後でグレーの塗装をして艶消し感を演出しようとしているようです。見れば見るほど艶消しではなく灰色、グレーに見えます。
ムーブメント
裏蓋にJAPAN VOVTのシールが貼られてます。
文字盤にも小さくJAPAN VOVT と書かれてます。
防水機能
裏蓋に SHWER PROOF と書かれてます。
シャワー程度ならいいのでしょうか。水没とか10気圧防水ではありません。
まとめ
良くも悪くもこの時計はファッション時計ですね。
パッと見は良かったんですけど、質感はよくありません。
今は三折れ部分のピンが外れてしまい、使用してません。
時計としては機能しますが、文字盤のたくさんあるタイプの腕時計を選ぶ際は良く見ないといけません。老眼の入った方はよく見て納得の上で腕時計を購入しましょう。
Vitaroso というブランド全てがこういうものなのか、私の買ったものが、偽物、B級品なのかは定かではありません。
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